内房線の千葉~館山直通普通列車の 木更津または君津での分割が取り沙汰されています。
↓ネット版 日刊動労千葉 掲載記事
http://doro-chiba.org/dc/?nikkan=%E5%86%85%E6%88%BF%E7%B7%9A%E7%9B%B4%E9%80%9A%E9%81%8B%E8%BB%A2%E5%BB%83%E6%AD%A2%E8%A8%B1%E3%81%99%E3%81%AA%EF%BC%81
現行の直通だと、市原市内3駅~千葉間に南部からの4両編成が入って混雑するのを解消したい、というのもうなずけるもの。
朝夕、夜間の通勤時間帯以外の、いわゆるデータイム閑散時間帯では、木更津~安房鴨川間の4両列車と、木更津または君津で接続の 総武快速君津発着& 千葉~木更津区間列車(6~10両限定で)を組み合わせるのが合理的かつ高効率と思われます。(朝~夕夜間は千葉~館山・千倉を直通で)。
それならそれで、日中完全パターンダイヤ(他の私鉄では単線でも多くで採用できている)や完全ホーム対面乗り換えを駆使して、最適解のダイヤを作ってみました。
<下り>
総武快速 千葉発40分は現行のまま、10分発は現在の千葉07分終着の快速を延長。
快速は蘇我で、京葉線~上総一ノ宮直通と接続(毎時51分発)、21分発は15分着の京葉快速から接続。
普通の千葉-木更津列車は現行のまま。(6~10連で)
木更津始発下りは、ちょうど千葉-木更津列車の折り返しの無い時間に木更津2番線で折り返し。下り快速から乗り換えるにはホームが違うが、君津で下り普通を3番線とすることで、同じホームで乗換可能。
快君津行 普木更津発 普木更津行 快君津行 普木更津行
千葉着 1106 1137
千葉発 1110 1131 1140 1200
本千葉 1113 1134 1143 1203
蘇我 1116-21 1137 1146-51 1206
五井 1132 1148 1202 1217
姉ヶ崎 1137 1153 1207 1222
袖ヶ浦 1146 1202 1216 1231
木更津 1153-54③ 1159② 1209② 1223-24③ 1239②
君津 1201② 1206③ 1231②
大貫 1215
上総湊 1225-27
浜金谷 1238
保田 1243
富浦 1256-57
館山 1304-07
千倉 1320
南三原 1327-28
和田浦 1333
江見 1338
安房鴨川 1348③
<上り>
普通木更津行 快君津発 普木更津発 快君津発 普木更津発
安房鴨川 1108③
江見 1118
和田浦 1123
南三原 1128-28
千倉 1135
館山 1146-49
富浦 1156-57
保田 1211
浜金谷 1215
上総湊 1226-28
大貫 1238
君津 1248③ 1252② 1322②
木更津 1254② 1258-59① 1314② 1328-29① 1344②
袖ヶ浦 1306 1322 1336 1351
姉ヶ崎 1314 1330 1344 1400
五井 1320 1336 1350 1405
蘇我 1331-32 1347-48 1401-02 1415-20
本千葉 1335 1351 1405 1423
千葉着 1338 1354 1408 1426
千葉発 1340 1411
このパターンを前後の時間帯まで拡張することで、データイムをうまく完全パターン化できます。
3時間ぶんほどダイヤにしてみました。データイムはこれの繰り返し。
太線が総武快速、細線が普通。
総武快速毎時2本化は、錦糸町ヒルネ編成の活用と特別快速君津打ち切り化、上野東京ライン開通による横須賀線本数調整でなんとかなるとふんでます。E217系は国府津にまだ1本残っていたっけ?。
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単線区間の交換駅は、南三原(28分)、富浦(57分)、上総湊(27分)で完全パターン化。
この列車の木更津折り返しは54分着59分発で2番線。君津・木更津どちらでも上り快速と同一ホームで乗換可。
千葉-木更津列車の木更津折り返しは現行どおりで 09分着➡14分発と、39分着➡44分発でどちらも2番線。この2番線が空いている54-59分に南部からの4連がここで折り返すことが可能。乗り間違えしないように「下りです」という案内が必要です。
この木更津-安房鴨川列車は4連を4編成だけあてれば足ります。
君津・木更津とも上り方向での同一ホーム乗換えは簡単ですが、下りはふつうに行うとどちらも別のホームになります。そこで、下り館山方面行き普通を君津3番線に発着させることで同一ホームで乗換えできます。下りの君津進入は3番線へも可能で、勝浦や上総一ノ宮でも行っていますし、一部時間では君津でも現在行われています。
木更津発上り2本の普通と 君津発52分の快速は現行通り。君津22分発の快速は現行の館山発の置き換えで、千葉発毎時11分の総武快速上りを君津発に延長。
蘇我では、京葉線の毎時05、20、35、50分発に好接続。
朝の通勤時間や夕夜間は、普通列車は千葉~館山~千倉~安房鴨川を直通。
さて、あえて問題点は、
① 安房鴨川での外房線との接続がうまくゆくか。あるいは4連を木更津~安房鴨川~上総一ノ宮間を直通させてもいいかもしれません。かつてそういう列車もありました。
② 君津~木更津間は1時間3本となりますが、20分間隔とはなりません。快速・普通の両列車の接続を優先するので、これはいたしかたない。
③ 君津3番線(上り本)から青堀方への出発が、信号があるか(なければ設置が必要)
④ 移り変わり時間帯がうまくゆくか
・・・・①と④は設定者の力量しだい。
臨時特急の挿入でパターンがくずれないようお願いしたいものです。本数少ないし、特別快速もなくなりそうだし。
京葉線~外房線直通快速開始以来、外房線(上総一ノ宮以北)ではけっこうパターンダイヤ化が進みました。現行 千葉発毎時10分は日中すべて安房鴨川行きとなっています(7:10発~15:10発で。ただし8時台は8:17発、15時台発は大網行き)
内房線でも 千葉毎時15分発は館山行き(10~15時台)など。
これらのパターンダイヤ化を、対面接続を含めてもっと進めて、乗りやすくしてほしいものです。