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1104) 紀ノ川水管橋崩落事故と 45年前の阪和線の旧国・キハ81(昭和51年)

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 久しぶりの更新になります。

 いろいろ忙しかったり、撮影ネタ欠乏だったり、コロナ禍もあって出かけにくい雰囲気だったりでしたが、緊急事態宣言が9月30日限りで解除されたこともあって、少し明るい雰囲気が自分の周囲にも感じられるようになってきました。

 

 そんな中、びっくりしたのが、和歌山市の紀ノ川にかかる水管橋(六十谷水管橋 というそうです)の崩落。

 穏やかな、風もない天候なのに、突然の崩落!

 和歌山市の紀ノ川以北にお住いのかたは 大規模な断水で お見舞い申しあげます。

 周辺の地区も含めて生活必需品が大幅に不足しているようで、2年前の台風禍を思い出しては心配してしまいます。

 いやあ、国内の40~50年前に建設されたインフラの劣化 というのは他にも色々ありそうで、今後が心配になります。道路、港湾、空港、上下水道、鉄道インフラもしかり・・・。

 

 ところで、この紀ノ川の川沿いというのは、私にとって思い出の場所。

 そう、和歌山機関区に配置のキハ81を訪ねて、昭和51年に撮影に行っていました。当日は、山中渓駅周辺→和歌山駅→徒歩で 和歌山機関区へ→徒歩で 紀ノ川沿岸へ→徒歩で 紀伊中ノ島駅へ→電車で和歌山駅へ→新快速で天王寺→京橋→片町線の撮影のために 放出・鴻池新田などへ、というコースで、一日中が楽しい 充実した日でした。

 

 今回、紀ノ川橋梁をゆく45年前の列車たちを載せてみます。

 

 1976(S51)年10月17日 12:36 快速111H 和歌山行 113系4M2T  

 関西線用に準備された春日大社をイメージした113系ですが、配置が鳳電車区でしたので、頻繁に阪和線へも運用されていました。阪和線本来の新快速色は、同じ塗分けでブルーの色です。

 河川敷が広く、ゆったり流れる紀ノ川です。右側が上流側、向こうが紀州山脈で、超えた山の向こう側が泉州・堺・大阪方面となります。

 今年(昨日2021年10月4日)に崩落した六十谷(むそた)水管橋はここの少し下流側にあったようです。写ってはいません。

 駅の順でいうと、この橋梁の向こう側すぐに六十谷駅、次が向かって右に90度くらいカーブしてしばらく進み 紀伊駅 となります。

 

 

 12:47 243H区快 クモハ73301 モハ72952 モハ72 955 クハ79306→和歌山方 

 ナンバーは、この前に乗車したか駅撮りしたかでメモ書きしてありました。

 現在の新型車両では編成番号の表示か車両番号を見ないかぎり編成の特定は簡単には できませんが、旧国では1本1が微妙に色が違ったり、姿が違ったりで、こんなに遠くからでも他の見ていた編成と突き合わせることができます。 

 

 このあたりのネガは行方不明になっていまして、アルバムに貼った写真をスキャンしていますので、画像が悪いですがお許しください。

 

 

 12:57 単8205レ ED60 単機で阪和線内下り列車

 

 

 

 13:05 303Dきのくに4号 新宮8:30発→13:38天王寺 

 この列車、和歌山までは 和歌山線~桜井線~奈良線経由で京都へ向かう「しらはま1号」を併結でした。併結のキハユニ16 7 がおおいに目立ちます。 

  阪和線では、列車番号の奇数偶数が、紀勢本直通では逆(亀山起点で、和歌山方が下りで奇数)になっていて、しかも貨物では奇数・偶数が列車によって異なり、当時撮影していて混乱しやすい状況でした。

 

 13:07 371レ ED60 6 阪和線内で上り 

 さっき和歌山操にいたのを撮影していました。竜華機関区に向かうものと思われました。

 

 13:14 248H区快天王寺行き クハ79306 他

 この数年前に、房総各線に これと同じ朱色の72系がこげ茶色に混じって運行されていましたが、これと同じ鳳電車区から転入したものが多かったです。高槻電車区からの転入車はこげ茶色でした。

 

 248H 区快 クモハ73301 モハ72952 モハ72955 クハ79306←和歌山方 

 

 13:16 245H 区快 クモハ60 クモハ60 モハ72 クハ55336→和歌山方

 243H・248H は72系のみの4両で、全車4ドア車でしたが、この245H はクモハ60が2両、クハ55が1両組みこまれた3ドア・4ドア車の混成。しかも運転室ドアの位置から 左側の2両に天王寺方(奇数方)を向いたクモハ60が2両連続で連結されています。このあたりが旧型国電の楽しいところ。

 なお、これらの3M1Tの4両編成は、朝夕は2両を増結し6両編成となって運用されていました。増結車には70系の1M1T(モハ70+クハ76)というパターンもあり、旧国はいつまで見ていても飽きることがありません。

 区快は、たしか鳳以南では各停で、日中はこのあたりは各停が無く 区快が代用となっています。今でも似たようなものかな?

 

 この前に、和歌山機関区で撮ったキハ81 を少々。

 後に 紀ノ川の沿岸で撮ったあとに、これらのキハ81・80は和歌山駅に増結用で入線してきて、そこでとらえることもできました。

 

 1976.10.17 向う和歌山方から キハ80 113 キハ80 102 キハ81 2→天王寺・五条方 

 

 全検後か ピッカピカのキロ80 17または19?

 すぐ黒ずんでしまう屋根が銀色に輝いているのは本当にウレシイ、です。

 向こう、五条方にキハ65が連結されています。

 

 DF50 7、 DF50 54、 DE10 1091

 DF50は、紀勢本線に直通する12系臨急や旧型の客車鈍行に使われていました。

 切目~岩代間で12系臨客の「きのくに」を撮ったことがありましたが、上り坂ではびっくりするくらい速度が出ずに、いやはや・・・と驚いたものです。

 

 

 記録では、和歌山操、と書いてありますが、和歌山駅付近でしょうか?

 うる覚えですいません。

 

 続きとして、.和歌山駅や天王寺駅でのキハ81を 次回にとりあげようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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