2016年3月改正の話題で、千葉のマイナーな(マニアックな?)話題をもうひとつ。 S47(1972)年7月誕生からずっと続いてきた 定期「わかしお」の東京発00分。 例外といえば、かつての季節・臨時列車のなかに、東京13:40発 があったり、夏季ダイヤ期間内限定でわずかな時刻変更があったり、7:00発の「わかしお1号」のみが7:15発に変更されたり・・・はありますが、ほとんどは00分発を堅持してきました。 ところが 2016.3.26改正で、夕方~最終までの下りのうち、3本が半端な時刻発車に。 63Mわかしお13号 東京17:00→18:32勝浦 改正後 東京17:02→18:27勝浦 69Mわかしお19号 東京20:00→21:04上総一ノ宮 改正後 東京20:04→21:06上総一ノ宮 73Mわかしお23号 東京22:00→23:26勝浦 改正後 東京22:01→23:26勝浦 所要時間のわずかな短縮はされています。しかしばらばらな時刻のせいか、最終は1分しかかわらないせいか、「東京での滞在時間がO分長くなります・・・」などと宣伝はしていません。 京葉線内ダイヤの都合で、まえの各停を追い越せないでのろのろ運転だったぶんを発車を遅らせたり、「わかしお20号」は上りの安房鴨川発普通の接続をとることになって勝浦を4分遅く発車することになる影響で交換駅の変化(浪花→御宿へ)など いろいろな要素がからんでいるようです。 しかし、特急発車時刻にしわよせをもってゆくあたり、特急の威厳がなくなったものです。すっきりせずに気持ちが悪い。 21時発は21:04だったか、と勘違いすると乗り遅れる可能性があります。ご注意を。 ◆ ◆ ◆ また、京葉線~武蔵野線の直通列車は、今までは西船橋で列車番号が変わり、東京行は-1、東京発は京葉線内では武蔵野線内+1されていました。(西船橋を通るときに-1する)。これで京葉線内で下り奇数、上り偶数となっていたものでした。 2013年3月改正の前日のようす ↓ 2013.3.15(金) 21:48 1952E 府中本町1956発 が東京(京葉)2番線に到着 行き先表示は折り返しの「快速 府中本町」の表示に変わった状態でホームに入ってきますが、列車番号は「52E」表示のまま。 ケヨM11 クハ204-7 折返し21:52発2153Eになります。 クハ205-7 MM'5021 T212 T213 MM'5022 クハ204-7(8号車)→府中本町方 ケヨM11 ちなみに、この日が武蔵野快速(東京~西船橋間快速、以遠各停)の最終日でした。 今改正で、武蔵野線の列番のまま東京駅までやってきます。下りはその逆で、東京駅から武蔵野線内の列番(偶数番号)で発車します。(例:東京6:02発 は670E) 東京駅始発の列車で、発車時から偶数番号で発車してゆくのはほぼ初のケースです。 (小田原方面から直通してくるものは偶数のまま到着~そのまま発車) ほぼ、といったのは、上野東京ライン開業時にわずかにできた東京始発大宮方面行きの列車。これが初めて偶数番号で始発の東京駅を出てゆくものでした。これが大前提となる方式をくつがえしたせいか、この方式を今回京葉線~武蔵野線直通に適用したように思えます。 上野東京ライン・湘南新宿ラインの各直通列車では 東海道にあわせて北行きが偶数となっています。 なお、湘南新宿ラインの列車番号は開業時からは特徴的でしたが、数年前に変わりました。開業時の付番方法は末尾がすべて0というもので、 南行は百位が1から始まり Y をつける。 順に1100Y・1110Y・1120Y・・・(宇都宮線→横須賀線)、 2100Y・2110Y・2120Y・・・(高崎線→東海道線、特快は3100Y~)、 4100Y・4110Y・4120Y・・・(宇都宮線→横須賀線、宇都宮線内快速) 北行きは百位が6から始まりEをつける。 順に1600E・1610E・1620E・・・(横須賀線→宇都宮線)、 2600E・2610E・2620E・・・(東海道線→高崎線、特快は3600E~)、 4600E・4610E・4620E・・・(横須賀線→宇都宮線、宇都宮線内快速) ややこしいようですが、覚えてしまえばわかりやすい気がしていましたが。
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817)「わかしお」東京00分発 の一角くずれる。他ダイヤ改正もろもろ
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