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676) D51 200 本線運転復活へ--(副題)木曽のD51(その1)

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 JR西日本から、D51 200 の本線復活が先月発表されています。

 JR西日本のHPから↓

 https://www.westjr.co.jp/press/article/2014/10/page_6307.html


 かねてから、D51 200 の現役当時の写真をマイネガの中から探していましたが、いくつかピックアップして掲載します。私にとっては、初めての撮影行で生きた蒸機を撮ったのがこの D51 200 が初でした。忘れられないカマです。



720401 0733-1  868レ D51200+D51 827

 S47.4.1 7:33ごろ 868レ 贄川~木曽平沢で

 新宿から 23:00発の165系 8401M「アルプス51号」で松本に4:24終着。

 松本5:15発432M甲府行きで塩尻まで戻ってきました。

 塩尻では824レ(松本6:00→11:09名古屋)が中央西線に入る一番列車で、そのDD51牽引の824レで7:00ちょうどに贄川到着。すぐに木曽平沢方へ歩き撮った1枚。

 初めて撮った 走行中の生きた「蒸気機関車」となりました。同行の2人には感謝です。

720401 0733-1  868レ D51200+D51 827 贄川

 868レを拡大。重連でD51 200+D51 827です。


 2両目のカマ番がわかるのは、824レに乗って塩尻を発車時に、洗馬方と広丘方の分岐点あたりで、バックして塩尻駅へ向かうのを撮っていたからで、それがこの1枚↓。

 おそらく、発車したばかりの客車のドアに片手をかけて、片手で撮ったのかもしれません。824レの車内は混雑していて暖房も充分効き、もう人いきれでむんむんしていた印象があります。すご~く眠くなりました。

720401 0638  D51重連 D51 200+D51 827 塩尻分岐点

 塩尻駅へバックで向かうD51 200+D51 827。6:38ごろ

 
 SL?!って呼び名がちらほら言われ始めていたころ、「俺はそんなハイカラなモンじゃない。蒸気機関車だ」 とでもいわんばかりに、ただものすごく重く、動作がのろくそして鈍重で繊細。ゆっくりバックして塩尻の駅へ向かいます。


720401 1041-1  重単8870レ

 10:41ごろの重単8870レ。贄川~木曽平沢で

 贄川から木曽平沢まで、いや木曽平沢~奈良井間はさほど遠くないので結局奈良井まで 計7.0Km歩き通してしまいました。長靴には雪が入り、冷たくてつらかったのをよく覚えています。

 当時はこの区間はずっと単線。

720401 1041-2  重単8870レ

 重単8870レ は有名な列車で、数多くの貨物列車が通りましたが、その中でもこの列車は印象深いです。翌日のこの列車にはD51 775+D51 200 が入り、野尻駅で撮れました。

 翌年には「SL快速木曽路号」に中津川→木曽福島間を乗りましたが、木曽福島でまたこの重単8870レに出会いました。


720401 1041-5  重単8870レ

 木曽平沢、そして鳥居峠へ向けての上り勾配を行きます。

 雪原の中に2名撮影者が見えます。


 そして鉄道100年で、同じ昭和47年には梅小路機関区へ収蔵されるカマに抜擢されました。


741119-47  D51 200

 きれいに磨かれたD51 200。S49.11.19撮影

 特徴ある長野工場の排煙装置ははずされたようです。


 D51 200 1938年製造(国鉄浜松工場)
 1938年~稲沢機関区
 1943年~米原機関区
 1945年~大垣機関区
 1950年~中津川機関区
 1972年~梅小路機関区

 梅小路へ入るまでの現役約34年間のうちの、あとの約22年間はずっと中津川機関区で、木曽路のエースといってもよいでしょう。


 

 梅小路で余生を過ごすようになったころ、周囲にはこんなカマたちが。


741119-65

 C11 64、D51 1。C11 64は会津若松から、ナメクジは浜田から梅小路へ来ました。

 D51 1 は北海道で撮った気もするのですが勘違いだったかも?今度ネガを調べてみます。 


741119-67
 9633、C62 2、C11 64

 シロク二は言わずと知れた小樽築港から。となりのキューロクも小樽築港からとのこと。

 3枚とも S49.11.19撮影


 D51 200 の本線復活運転は来年(H27年)の秋以降とのことです。「SL北びわこ号」のC56 を置き換えるようですが、「SLやまぐち号」にも使われることがありそうです。

 D51らしく、貨物列車も牽かせてみたい気もします。(料金取れないか・・笑)


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