速い速い!今回の115系団臨「白い砂」 2013.7.6(土)運転
「関東地方が梅雨明けしたとみられる」と発表のあった7月6日、千葉支社募集の団臨で豊田のスカ色115系6連(M40編成)が「白い砂」のHMを掲げて総武快速線~外房線を走りました。
私は仕事もあって乗車できませんでしたが、下りは両国(10:15発)→安房鴨川間が2時間20分!
かつての183系「わかしお」をも射抜く俊足ぶり。
ダイヤを比べてみました。「ッ」は通過時刻
2013.7.6運転 S47.7.15改正 S53.10.2改正
「白い砂」 「白い砂5号」 「わかしお7号」
9253M 通電B8 8229M 27M
↓ ↓ ↓
東京 -- 10:14発 10:00発
錦糸町 10:18発 10:23発 10:08発
船橋 10:33発 10:40発 ↓
千葉 10:49-50④ 10:56-57 10:37-39
蘇我 10:56ッ 11:03ッ ↓
大網 11:15ッ 11:17-18 ↓
茂原 11:26ッ 11:28-29 11:14-15
上総一ノ宮 11:34ッ 11:37-38 11:24-25
大原 11:55ッ 11:52-55 11:39ッ
勝浦 12:08ッ 12:11-11 11:54-56
上総興津 12:15-17 12:21-21 12:04ッ
安房鴨川 12:35着③ 12:43着 12:26着
(長者町4分運停あり)
(数字の横ずれで見にくいかもしれません。amebloではこれが限界)
S47.7.15改正は「白い砂」がデビューの改正です。似た時刻の8229Mをピックアップしてみました。下りは1・3・5・・・号ではなくて1・2・3・4・5・・・と9号までありました。「青い海」は同様に、1・2・3・4・5・・・と15号までありました。
S53.10 の「わかしお7号」については、9往復の「わかしお」の他に、急行「外房」が3往復あり、包括してネットダイヤを組んでいました。八積・御宿・安房天津で上下が交換していた時代、つまり「わかしお」史上最も遅い時代ですが、昨日の快速「白い砂」錦糸町→安房鴨川間2時間17分 のほうが1分だけですが当時の特急より速くなっています。
S49年頃から外房線の路盤が急激に悪くなってゆき、所定ダイヤを守れずに5~20分くらいの遅れがすっかり日常化。余裕時分を大きくとって、ダイヤ改正ごとに「わかしお」が遅くなっていった暗黒の時代なので、当時のことは割り引いて考えなくてはなりませんが、それにしても今年の「白い砂」のダイヤを引いたスジ屋氏、まことにGood-Jobでした!
12:33 9253M 八トタM40
クモハ115-318 モハ114-354 サハ115-319 モハ115-348 モハ114-374 クハ115-398←両国方
12:49 9254M 到着後10分で早くも折返し。
到着した安房鴨川の3番線は、12:50には内房線の159Mが到着するからです。
1番線には55M~(5268M~)68Mが、2番線には266Mが停車中。
◆ ◆ ◆
では、113’系快速「白い砂」が現役のころの画像を少々。。
S48.7.15 外房線電化後2回目の夏ダイヤが始まりました。
17:16 8236M「白い砂5号」 安房鴨川15:30→18:32東京
マリ131(サロ113入りの6M4T 10連)で、この年の夏ダイヤではこのサロ入り10連が外房線へ2編成、内房線へ平日3編成(休日4編成)投入されました。
外房線の午前下りは「みさき51号」「みさき52号」ですが、午後の上りは「なぎさ51号」とこの「白い砂5号」でした。
運用① 両国7:38 8203Mみさき52号→10:01安房鴨川→アワ④→安房鴨川15:06 8202Mなぎさ51号→17:34両国
運用② 新宿5:50 8201Mみさき51号 →8:20安房鴨川→(回送で千倉3番線へ)→安房鴨川15:30 8236M→18:32東京→回→東京19:03 8145M青い海12号→21:32館山
このあと、運用③~⑤(+休日にはもう1運用)で内房線を走り、臨急2往復、快速「青い海」下り1本(+休日にはもう1本)、上り1本(+休日にはもう1本)と上り館山4:40発の普通9124Mをこなしていました。そのほかにもモノクラス11連の快速がたくさんありました。
S48.7.22 15:46 茂原 8234M「白い砂4号」 マリ114 モノクラス11連
安房鴨川14:31→17:08東京
乗車中の9247Mの車窓からです。
その9247Mは先頭に郵便荷物車付きで、千葉14:47→17:29安房鴨川 直通で17:36発 9182M→20:56千葉、と一周運行をしていました。
「白い砂」のヘッドマークは、このように四隅を丸くした逆台形がオリジナル。文字色は「白い砂」部分が黒、「快速」は紺色です。今回のは(2010年のリバイバルも) 似ているけれどもちょっと違うぞ・・と。
なお、「快速」文字が黒バージョンのも、S47にはあったようです。
S51.8.16 安房鴨川15:26発の1806F白い砂4号」 マリ104 11連
S50か51年ごろから総武快速は列番が国電方式となり、Fの記号をいただきました。1806Fですので、定期で始発駅と思われる津田沼を18時台に発車する定期快速を南へ臨時延長した形となっています。(一部変色していてすいません。これ以上の修復は無理でした)
S51.8.16 1806F「白い砂4号」 マリ104 安房鴨川で
左にちらりと見えるのは15:13発のわかしお 6034M
まもなく2番線へ始発の館山行普通 が入ってきます。乗客たちはそれを待っているのでしょうか。今では夏でもこんな混雑が見られることはほぼ無いです。。