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1266)わか・さざ50年史(38)183系末期 0番台絵幕が別れを告げにやってきた日Ye-32

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の続きです。

 

 183系「わかしお」「さざなみ」の後継車-E257系500番台は、2004(H16)年7月16日に日立製作所で NB-01、NB-02編成が落成しました。今年は20周年にあたります。

 

 いよいよ183系からの世代交代が現実化してゆくなか、「わかしお」「さざなみ」運用の183系0番台は 両先頭車のみ初期車0番台、中間MM'車は1000番台G.U車太帯 という姿でしたが、前面表示はみなLED化されてしまっており、初期の姿からは大きく変わっていました。絵幕・細帯のオリジナル姿の6連組は「あやめ」1往復「すいごう」1往復「しおさい」1往復のみの限定運用に封じ込められていました。

 そんな「わかしお」「さざなみ」の定期運用から183系が引退する2004年、千葉以南の房総線(外房・内房線)沿線に いよいよ別れを告げるように 183系0番台絵幕車が 多客臨の臨時列車で房総南部までやってきました。

 

 2004(H16)年7月25日(日) 10:15 9093M わかしお93号 マリ23の6連

 クハ183-21・・・クハ183-22←東京方    

 安房天津~安房鴨川  

 4・2号車にパンタが載っているので、モハ182は1000番台の非グレードアップ車とわかります。もし0番台MM'ならモハ183側にパンタ搭載なので。

 

 10:15  9093Mわかしお93号 後追い

 2004(H16).3.13改正では、東京(ケヨ駅)7:54→9:58 安房鴨川 という9091Mわかしお91号、が特定の土休日運転で設定されていますが、その便の続行として東京8時すぎごろ発で、この週末のみ運転されたもの。7月24日は運転されたかは不明で、もしかしたら7月25日の1日のみの運転だったかもしれません。

 

 上り設定はなく、折返しはすぐに幕張までの回送でした。

 

 回9294M~回9296M

 安房鴨川10:36→13:08蘇我13:09→13:20幕張

 このあと、夜間の下り「あやめ」または「すいごう」にも運用できる時間なので、定期の間合いを利用したのかも。

 

 この回9294M~回9296M が外房線最後の183系0番台絵幕車だったと思われます。

 房総にふさわしく 夏の暑い日に別れを告げに来た・・・、と じ~んとしたりしんみりしたりの記憶があります。遠い過去S53.10〜S60.3頃を彷彿とさせる光景に感動!

 

 では内房線を走った最後の0番台絵幕車はどうか?

 当時、「新宿さざなみ」号は1往復。これに0番台絵幕車6連口 が充当されることもありましたが、多客期は8連口に変わることもよくあり、どの日が最後だったかは判然としません。花や春夏の行楽期には255系に変わることが多く、なかなか183系0番台6連口 は撮れなくなっていました。

 

 2004年3月13日改正では、

9041M~9043M新宿さざなみ 新宿 7:50→10:28千倉

9046M~9048M新宿さざなみ 千倉15:31→18:07新宿

 上下とも土休日はずっと運転ですが、3月13~28日は255系G車付き、以降はモノクラスですが、183系8連に ほぼなっていたと思います(DJ誌参考)

 

 その1年前、2003年3月に明らかに0番台絵幕車が来ることがわかったので出撃。

2003年3月16日 15:32 9084Mさざなみ94号 

 千倉14:59→館山15:11→蘇我16:32→17:05東京  マリ23   

 

 この日のみは「ストロベリー号」というサブネームが付いていましたが、外観は同じです。クハ183-22ほか

 保田15:32、浜金谷15:36発ですが、どん曇りで暗く、絵幕の照明がめだっています。

 

 クハ183-21。中間車は1000番台細帯車でパンタが4・2号車。

 このクハ183-21は 後日、数メートルのカットモデルとなって いすみの「ポッポの丘」に保存されるという幸運な運命をたどりますが、屋外の雨ざさしで今やぼろぼろのようで、かえって痛たましいです。

 

 これが内房線内で183系0番台絵幕車を撮った最後になりました。

  (以降、続きます)


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