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1091) がらりと変わった!209系内部の勢力図(ポケット版発売でわかったこと)

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 本日3月16日に、JR千葉支社のポケット版時刻表が発売されました。

 もちろん2021.3.13ダイヤ改正号です。

 毎年、ダイヤ改正の当日には KIOSK に並びますが、今年は改正日から3日遅れての発売です。

 列車の両数が普電も含めて全部掲載されていて、千葉県内での撮影には必須と思う諸氏も多いことでしょう。

 しかも 今改正からE131系も加わり 2両から15両までが同じ線路を走るとあって、撮影でも乗車でも、これがあれば便利です。

 

 以下、209系の運用に限って話を進めます。

 10両編成にE233系があったり、4両編成に E217系・E235系・E233系の付属編成があったり・・・というのはもちろんありますが、それには触れずに、209系のみに焦点をあてて記してゆきますので、そのへんツッコミはご遠慮おねがいします。

 

 (( 焦点① 10両編成の消滅 ))

 かねてから噂にはなっていましたが、やはり209系10連は全滅です。

 一部夜間の千葉~君津・木更津間の普通列車に「10両」の表記がありますが、折り返しをたどってみると、全部が京葉線快速(一部通快)で君津へ下ったE233系の折返し運用であることに気づきます。外房線(上総一ノ宮以北)にも、朝から夜間まで209系10連の運用がありましたが、改正ですべて8連になってしまいました。

 内房線の夜間の10連普通(千葉~木更津・君津)は計3往復あり、それには2本のE233系が充当されます。10連普通(千葉発着)の内房線はこれですべて、となります。

 E233系 07A運用  ・・・・(以前は略)・・・東京19:18 2907A→20:32君津20:37 1122M→21:23千葉④21:37 1123M→22:16木更津23:08 1132M→23:46千葉④0:09 121M→0:46木更津→停泊→→翌日 木更津6時直前頃発で09A運用へ 回608A→君津6:12 608A→7:36東京・・・(以降 略)

 E233系 23A運用  ・・・・(以前は略)・・・東京21:10 2123A→22:35君津22:40 1130M→23:25千葉③23:50 1133M→0:34君津→停泊

 これら2本のE233系が千葉発着の10連普通の運用に就き、これ以外に10連普通はありません。

 

 なお、E233系は 順に09A、35A、17A も夕夜間に京葉線から君津へ向いますが、09A・35A は京葉線内普通 君津発東京行きとして折り返し、17Aは君津23:49着のまま君津停泊、翌朝 上総湊へ回送され、上総湊6:58発の19A運用 通快東京行き2618A となります。以上、平日運用にて。

 

 (( 焦点② )) 6両編成は、内房・外房線ではほとんど消滅。東金線運用に集中化。(総武・成田線には多く残ります)

 内房・外房線の6連普通は以下のみ。

 内房線は2往復のみ 朝と深夜のみです。 

 下り:123M(千葉5:47発 君津行)、1129M(千葉22:48発 君津行)

 上り:120M(木更津5:00発 千葉行)、130M(君津6:50発 千葉行)

 これらは、みな東金線運用にからんでおり、

 〇マリ 回→千葉22:48 1129M→23:35君津→回1129M→木更津 泊▲

 〇木更津 5:00 120M→5:38千葉⑥5:41 1625M→6:26成東・・・(以降 略)

 〇マリ または蘇我(内上本)から回送→千葉④5:47 123M→6:33君津6:50 130M→7:37千葉⑤8:00 1635M→8:47成東・・・・(以降 略)

 

 外房線の209系6連普通は、東金線に直通する列車の千葉~大網間を除くと、以下の2往復のみ。いずれも早朝か深夜です。

 下り:1229M(千葉23:28発 大原行)、1233M(千葉23:59発 大網行)

 上り:220M(大原4:40発千葉行)、1226M(大網23:13発千葉行)

 これらをたどってみると、

 〇・・・・マリから回送?→千葉23:59 1233M→0:27大網→回送で蘇我またはマリへ、蘇我(内上本)の場合上記の 内房線123Mへ続くかもしれません。

 〇・・・・(以前は省略)・・→マリまたは総武成田線方から折り返し回送→千葉21:27 1675M→22:06東金22:12 674M→22:20大網④22:48 1226M→23:13千葉⑤23:28 1229M→0:33大原 泊▲

 〇大原 4:40 220M→5:43千葉⑥6:04 1627M→6:50成東・・・・(以降 略)

 

 つまり、内房線・外房線とも、 6連は東金線がらみの運用のみとなり、両方とも2往復ずつです。

 

 ちなみに、大網21:53着の成東発672Mは大網③(行きどまりホーム)に着、1675Mが直通用の④を使うため。従って22:28発の677M成東行が③発車、大網22:20着の674Mは④に到着せざるをえなく、大網始発の1226M千葉行きで逃げるようです。

 

 逆に、東金線は、夜間のE233系付属4連(成東行 通快のあと運用)を除けば、終日6両編成ばかり となります。東金線には8両が入線できないので、苦心の策、といったところでしょうか。鎌取対応(混雑のクレームが多い?)でか、東金線直通は6連ばかりとなりました。関連して線内のみの列車も全部6連となりました。

 

 

 2019年2月23日 2127M 

 209系6連の内房線での南限は君津、となってしまったので、もうここではC600番台の編成には出会えなくなりました。改正前には、日中の木更津⇔館山間は全部6両での運転でしたが。

 C619 安房勝山~岩井で。

 

 ちなみに、外房線での209系6連の南限は大原、となります。 

 

 焦点③ 209系4両編成は、外房線で消滅、内房線でわずかに2本の短区間のみ。 総武・成田線には多く残ります)

 なんと、多くあった4両の普通ですが、内房・外房線では下記のみとなります

 137M(千葉8:06→9:04君津)の木更津→君津間

 172M(君津15:14→16:12千葉)の君津→木更津間

 改正前には、館山⇔安房鴨川間の日中のハタオリ運用は、4両と6両が交互に往き来していました。

 

 焦点④ 内房・外房線の209系は ほとんどが8連(4連X2)。(臨時普通列車は除きます)

 以上のことから、209系普通は、内房・外房線ではほとんどが8両編成ばかりとなります。総武・成田線では、4・6・8両の3種がほぼまんべんなく配されています。長い8両といっても成東折り返し、成田空港折り返しばかりではなく、銚子発の朝の上り(総武・成田とも)にも多く入ります。

 

 謎として⑤ どういう意味なのか?木更津での分割・併合列車の君津発着。

 上記の③に関連しますが、木更津で8両を4両X2本に分割されたものが、どちらも木更津と君津(回で木更津へ?)で昼寝に入ってしまいます。木更津での定期の分割併合はこれのみと思われます。at千葉駅は外房内房は無し。総武・成田線(at千葉)はまだ詳細がわかりません。

 137Mの木更津分割ですが、改正前にも同様な木更津分割はありました。(旧141M  木更津9:54発君津行)。

 しかし、後ろ半分が木更津入区、前半分は4両で日中の内房線をずっと折り返し運行され、閑散時間帯の短編成化に貢献していました。でも、今度は1時間ほど分割時間が繰り上がったうえに、両者ともが(終着が1駅違うだけで)すぐ昼寝に入ってしまうとは??4両の2本に分割する意味はあるのだろうか?

 木更津で切り離した後部の4両は木更津入庫。1駅だけ走っただけで終着となる前部の4両は、君津9:04終着のまま留置、あるいは木更津へ回送で戻るかもしれませんが、それではますます意味不明です。

 

 もしかすると、と思い、全国版JR時刻表を見てみると・・・、

 臨時の普通9131M館山行き が設定されていました。

 9131Mが運転される日には、この前部の4両編成が、君津9:31発→10:27館山着、と走るのではないか、その下準備となっているのではないかと。

 9131Mの運転日は、4月4日までの土休日と4月29~5月5日の毎日、5月8~5月末までの土休日です。

 

 同じような臨時は外房線にも設定されました。運転日は内房線と同じです。

 8233M:上総一ノ宮 9:13→9:48 勝浦

 8235M:上総一ノ宮10:19→10:57勝浦

 8237M:上総一ノ宮11:22→11:59勝浦 

 ポケット版にはこれらは掲載されていませんので、両数は不明ですが、4両らしい、とのこと。となると、少なくとも2本の4連が必要となりますが、8連の一ノ宮昼寝編成があるのか、調査続行中。マリから回送かもしれません。

 8272M:勝浦 15:26→15:58上総一ノ宮16:00→16:48千葉④

 これは上総一ノ宮16:00発の272Mを前に延長したもので、8両編成で確定です。4連を2本連結して8連にする作業が勝浦で発生しているかもしれません。

 209系による臨時普通って、いままでめったにありませんでした。館山の花火大会当日、鹿島サッカースタジアムでの試合後の夜間引き上げ対応。1年だけわずかな期間にあったような気がする、両国発 夏季臨快速「白い砂」・・・くらいしか思い浮かびません。

 

 なお、駅配布の折りたたみ式時刻表で、3135M(木更津10:28→13:35上総一ノ宮) に 「館山で乗り換えとなる日があります」 との表記がありますが、ネットの目撃情報によると、3135Mの時刻で209系(4連?)が館山まで走り、館山で乗り換えるE131系2連は 続行で回送されてきた、とのことです。

 

 また、E131系充当列車の時刻表への記載(2両と記載)についてですが、

 駅に掲出の時刻表によると、4月5日以降の平日には「ワンマン4両」、「非ワンマン4両」が朝方~午前を中心に設定されていて、それが本来の姿のように掲出されています(以前の当ブログ記事に記載)が、本日発売のポケット版時刻表ではすべて「2両」という記載となっています。千葉支社としては、こちらが本則 ということなのでしょうかね。駅で配布の折りたたみ式 には「ワンマンの表示はあるものの、209系・E131系とも両数の記載はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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